OreImo PSP:BKIR 0090A.txt

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 # Scene: 桐乃編・俺の妹を完全に理解できるわけがない
<0230> 京介「チッ、もう付き合ってらんね」
<0270> つーか、もういい加減、こいつの自己中ぶりにはうんざりだ
<02C0> こんなとこで無駄な時間過ごすくらいなら、とっとと部屋戻って寝た方がマシだ
<0330> 桐乃「【本物の桐乃】とか変なこと言わないで。あたしはあたしなんだから……」
<05B0> 京介「くそ……桐乃の奴、わけわかんねーよ」
<05F0> 言っとくが、今回ばかりは俺の自己満足が目的じゃねーぞ
<0640> 黒猫や沙織のため、さらに言えば、記憶のある『本当の桐乃』のためだ
<06A0> 当の本人は壁の向こうでのんきに鼻唄を歌ってやがる
<06F0> ……それにしても、妙なメロディだよな
<0730> 聞き覚えがあるから有名な曲なんだろうけど、変に素人くさいっていうか……
<07A0> 京介「あれ? この曲……」
<08F0> まぁ、当たり前のように返事はないわな
<0940> ん? ドアが開いてる……?
<0A00> ヘッドホンしてたのか……俺が入ったことに気付いていないみたいだな
<0A60> でも……なんで、こいつ、こんな真剣な顔で鼻歌を歌ってんだよ
<0B20> 桐乃「っ!? か、勝手に入ってくんな!」
<0B60> 京介「おまえ、その歌……」
<0B90> やっぱそうだ、聞き覚えがあるのも、素人くさいのも当たり前
<0BE0> だってこれ、桐乃が夏コミ用に作った電波ソングじゃん
<0C30> 京介「なんで、こんなもん聴いてんだよ?」
<0C70> 京介「オタクだった自分なんか、知ったこっちゃないんじゃなかったのかよ?」
<0CD0> 桐乃「…………チッ」
<0D00> 京介「……舌打ちすんな」
<0D30> 桐乃「あのさ……一つ聞きたいんだけど……」
<0D70> 桐乃「本当のあたしって? これが好きだった前のあたしってどうだったの?」
<0DD0> 京介「んなこと言われたって……桐乃のことなんて俺がわかるはずねえだろ……」
<0E40> 桐乃「っ!!」
<0F20> 京介「ぐぅっ……この……痛えじゃねえか」
<0F60> 桐乃「桐乃はあたしなの! 何度も同じこと言わせんな!」
<0FF0> 桐乃「確かにあたしはこんな曲作った覚えはないし、さっきの二人だって知らない!」
<10A0> 桐乃「でも……聞いてるうちに、この曲も悪くない気がしてきた! 前のあたしじゃない、今のあたしが!」
<1160> 桐乃「だから今のあたしは絶対前のあたしと繋がってて……記憶はないけど、きっと……考えることだって同じで……」
<11E0> こいつ……メチャクチャじゃねえか
<1220> 勝手にブチ切れて、力いっぱい俺をぶん殴ってるくせに……
<1270> ……なんで泣いてんだよ?
<1300> 桐乃「……記憶がないだけで、あたしは高坂桐乃じゃないの? じゃあ、あんたにとって今のあたしは何者なの?」
<1380> 桐乃「あたしだって記憶がなくて怖いの……」
<13C0> 桐乃「なんとかして……」
<13F0> ……俺のバカ野郎……
<1420> 結局、なんにもわかっちゃいなかったんじゃねえか
<1470> 強がりを本心だと決め付けて、桐乃の本当の思いに気付いてやれなかった……
<14D0> はぁ、俺もつくづく兄貴失格だな
<1510> 桐乃「うっうっ……ぐす……」
<1540> 京介「桐乃……もう大丈夫だ」
<1650> 桐乃「え?」
<1670> 京介「俺が……絶対になんとかしてやるから」
<16C0> 桐乃「ぐす……できなかったら、責任とって……」
<1710> 京介「……おう」
<1740> ……そうそう、俺の妹はこうでなきゃ、な