Sp380 善弥・想定外.nss

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//<continuation number="40">
#include "nss/function.nss"

chapter main
{
	$基幹名 = ModuleFileName();

	SetDebug();
	call_scene @->mainscene;
	Reset();
}

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////
scene mainscene
{
	$構成名 = ModuleFileName();
	$スクリプトバージョン = " $Revision: 11 $";
	Init();

	//■既読チェック
	$フル構成名 = "nss/" + $構成名;
	$構文名 = "maincut";
	$AllRead = Conquest($フル構成名,$構文名,null);
	
	//■超速設定
	ChkSkip();
	if($超速スキップ != "あり"){
		call_cut $構文名;
	}

	EndScene();
}
////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

//sp380_善弥・想定外.nss

cut maincut
{
	//$構文名 = $SYSTEM_present_process;
	SetTextWindow();

	//-----

	CreateBlack("黒通常板",1000);
	CreateTxNum(4);

//	BGMStart("@bk01",1500,1000,0,1000,null,true);


	CreateSE("SE01","se日常_テレビ_砂嵐");
	SEPlay("SE01",4500,1000,true);

	CreateTexture("背景65",65, 0,0, "cg/bg/bg040406_4_善弥宅_監禁部屋.jpg");
	TransOut("黒通常板",1500,500,"blind_01_00_0.png",true);

//――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<PRE box00>
[text010]
 ……おかしい。

 夜も深まった時刻、善弥は薄暗い部屋の真ん中に突っ立って床を見つめていた。

 ここは、翁長邸のすぐ横にあるプレハブ小屋だった。普段は物置として使われているため、中には机と椅子ぐらいしかない。

 唯一、机の上にテレビが1台置かれているが、画面に映っているのは砂嵐だった。ブラウン管の光に浮かび上がる善弥の顔は、死人のように青ざめて見えた。


{
	CreateTexture("背景15",15, 0,0, "cg/bg/bg040400_4_善弥宅_監禁部屋.jpg");
	TransOut("背景65",1000,1000,"slide_03_00_0.png",false);

	CreateStL(@0,@0,"st善弥_私服_pain.png",false);

	BGMStart("@bk09",2000,1000,0,1000,null,true);
	SetVolume("SE01", 2000, 0, null);
}

//【善弥】
<voice name="善弥" class="善弥" src="sp3/8000010ze">
「なんで、だ……?」

 一応換気はしたが、まだ香の匂いが微かに残っている。それだけでも善弥は血がざわめく感覚を覚えていた。

 なのに。

 その場に屈みこむと、善弥は片手の人差し指で床に触れた。

{
	WaitPlay("背景65");

	CreateTxNumEX2(31);

	CreateMask("マスク",70, 0,0, "cg/data/slide_07_00_0.png",true);
	CreateTextureEX("マスク/EV20",70, -214,-82, "cg/ev/ev3701_蓉司_哲雄の頬に触れるM_b.jpg");

	Fade("マスク",0,0,null,true);

	Move("マスク/EV20",2000, @0,-122, DxlAuto,false);
	Fade("マスク",1000,1000,AxlAuto,false);

	FadeTx(1000,0,false);
	FadeTx2(1000,1000,false);

}
 ここに、蓉司がいた。
 その隣には哲雄が。

 計算が狂った。<k>
 完全に想定外だ。

 もし予定通りであったならば、哲雄は……発狂していたはずだ。

 発狂を免れたとしても、体に何かしらの不調を来たしていただろう。

{
	FadeTx(1000,1000,false);
	FadeDeleteTx2(1000,0,false);
	FadeDelete("マスク*",1000,false);
}
 哲雄と蓉司がこの部屋にいた時、善弥は自室で2人の様子を見ていた。この部屋のテレビに取りつけた小型カメラの映像を自室のテレビに送っていた。

{
	CreateTextureEX("背景65",65, 0,0, "cg/bg/bg040406_4_善弥宅_監禁部屋.jpg");
	TransIn("背景65",1000,1000,"slide_03_00_0.png",false);
}
 テレビをつけっ放しにしたのは単なる悪戯心からだった。砂嵐の音をずっと聞かされ続けたら、さぞ気分が悪いだろうと思ったのだ。

 そのくらいの気軽さで、善弥はこの「ショー」を仕組んだ。

 生意気な哲雄に身の程を知らしめてやるために。<k>
 そして、蓉司の本性を暴くために。

 だが、失敗した。

 哲雄は理性を失うどころか、その表情を崩すことすらなかった。

 この、匂い。<k>
 善弥は顎を上向けて、すんと鼻を鳴らす。

 ある特定の対象に催淫効果をもたらし、強制的に発情させる。

 特定の対象……自分と同じ「モノ」。

 蓉司は、確かに発情していた。

 正確には、発情した「モノ」の本能に抗えなかった。どう頑張っても抗いきれるわけがないのだが。

 そんな状態の蓉司に触れられて、冷静でいられる人間などいない。煽られ、魅入られて我を見失うはずだ。

 なのに、哲雄にそんな様子は微塵もなかった。

 ならば、あの男は人間ではないということか?<k>
 自分と同じなのか。

 それも違う気がする。

 もし自分と同じだとしたら、あの香に反応するはずだ。

 どちらにも当て嵌まらないなら、何だというのか?

</PRE>
	SetText();
	TypeBegin(0);//―――――――――――――――――――――――――――

	CreateSE("SE01","se人体_動作_机_蹴飛ばす");
	SEPlay("SE01",0,1000,false);

	DeleteStL();
	Delete("背景*");
	CreateColor("黒床", 10, 0, 0, 800, 600, "#000000");

	CreateMask("マスク",20, 0,0, "cg/data/slide_07_00_0.png",true);
	CreateTextureEX("マスク/EV25",25, 0,-150, "cg/ev/ev3702_蓉司_哲雄に襲われるL.jpg");
	CreateTxNumEX2(31);

//――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
<PRE box00>
[text020]
//【善弥】
<voice name="善弥" class="善弥" src="sp3/8000020ze">
「……ッ」

 善弥は立ち上がり、机を思いきり蹴飛ばした。

 机が倒れる派手な音とともにテレビが床へ落下する。硝子が砕けて散らばり、室内が一気に暗くなった。

 理解できないものは嫌いだ。

 物事は単純明快な方がいい。<k>
 余計な説明を必要とするなら、その時点で駄目だ。

 哲雄のような人間はもちろん大嫌いだが、複雑な記号をべたべたと貼りつけている顔も嫌いだ。

 作り笑い。<k>つられ泣き。<k>誰かのための怒り。<k>
 必要なものが埋もれてしまって、表からではわからない。

 全ての人間が子供のラクガキみたいな顔だったら、もっとわかりやすいのに。

{
	FadeTx(1000,0,false);
	FadeTx2(1000,1000,false);
	TransIn("マスク/EV25",1000,1000,"slide_03_00_0.png",false);
}

//【善弥】
<voice name="善弥" class="善弥" src="sp3/8000030ze">
「シロヌマ、テツオ……」

 あの取り澄ました顔を思い出す。

 姫谷に頼んで調べさせたが、特に変わった経歴はないようだった。

 ただの人間なのに、それらしい反応を示さない。<k>あまつさえ蓉司に近付こうとしている。

 何もかもが気に食わない。

{
	CreateSE("SE02","se学校_トイレ_個室_壁殴る");
	SEPlay("SE02",0,1000,false);

	FadeDelete("マスク*", 200, false);
}

//【善弥】
<voice name="善弥" class="善弥" src="sp3/8000040ze">
「ッ!」

 再び机を蹴り飛ばしてから、善弥は扉の方へ体を向けた。

 怒りに呼応するように、眼帯の下の右目が疼く。

 いつか絶対、化けの皮を剥がしてやる。

 そうして、死んだ方がマシだと思えるような苦痛を味わわせてやる。

 善弥は鋭く左目を細めながら、ゆっくりと上唇を舐めた。

</PRE>
	SetText();
	TypeBegin(1);//―――――――――――――――――――――――――――

.//BGM_off
//	SetVolume("@bk01", 3000, 0, null);//SetVolume_bk02(3000,0,0,0,null,false);
	SetVolume("@bk*", 3000, 0, null);

	CreateTopBlack("黒通常板",0);
	TransIn("黒通常板",1500,1000,"blind_01_00_1.png",true);

	DeleteTx();
	//HideBox00Grad(0,true);

	Delete("黒床");
	Delete("背景*");
	Delete("黒通常板");

	Enter1line();
	WaitPlay("@bk*");

}

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