最初に地面に着くのは親指から?小指側から?それはなぜ?

目次

  • なぜ小指から着地するのか?
  • 親指から着地するとなぜダメなのか
  • まとめ

なぜ小指から着地するのか?

着地の瞬間を画像で見たことはありますか?
着地の瞬間、足は「小指側」から付きます!


意外に思われる方も多いでしょう!
小指側から着地しているのを見るといかにも捻挫しそうで、問題がありそう。
着地の方法が悪いのでは?
と悩んだ経験がある方も多いのでは?
実はこの着地の方法は皆同じで、小指から着地するメリットがあるのです!

なぜ小指から着地するのか?
もし仮に親指側から着地してしまった場合のデメリットは何なのか?
親指側から着地してしまう人はどんな人が多いのか
を解説していきます。
・足首周りの痛みやシンスプリントでお悩みの方
・足音が大きくなってしまう方
・膝の痛みで悩む
・パフォーマンスを上げたい
に特におすすめです!
今回の話を聞いて、ランニングの時の着地に集中してみてください。
動きを変える訳ではありませんが、集中して気にしてみるだけでも、小指から着地するメリットを感じ取ることができます!

冒頭でもお伝えしましたが、人は着地する時、必ず小指から地面に着地します。
初めて地面に接地する局面で、足関節の働きが重要になります!
小指から着地するのは、 衝撃吸収のため!

小指から着地するメリットは、柔道の受け身と同じ!?

最初に地面につくのは小指
そこから親指側にかけて順に地面に接地していきます!
親指側まで体重が乗ったあと、最後にやや小指側にまた荷重し、母指球でしっかり地面を蹴ります!


この体重の乗り方をすることで、
衝撃をうまくいなし、それどころか、再利用することができるんです!
イメージは柔道の受け身やスタントマンの車にぶつかられボンネットの上で転がるシーン。
着地の衝撃に合わせて、体をぐるりと回すことでうまく、力をいなすことができますよね?

ランニングでは、小指から着地し、衝撃を親指側に流すことでいなしながら、最後に母指球に乗せることで蹴りにつなげます
足への負担を緩和しながら、 勢いを活かすことができます!

親指から着地するとなぜダメなのか

逆に親指側から着地したと想定してみてください!
※親指着地の撮影画像

親指のデメリット

先ほどの説明だと衝撃を逃がす動きの範囲が小さくなりますよね?
同じように出せば
・親指側に体重が乗り過ぎていまい、過回内足(オーバープロネーション)を引き起こす

・衝撃吸収が出来ず、足への衝撃が大きくなる
・衝撃を前方への蹴り出しに活かせずパフォーマンスの低下につながる
というデメリットが現れてしまいます。

膝にも影響

先ほどの「オーバープロネーション」
というのはここ最近有名になった言葉で聞いたことがある方も多いはず。
足首が内側に落ち込んでしまう状態のことですが、さきほども記載した通り
接地の足首の位置も大きく関係します。
このオーバープロネーションは膝にも影響します。
足首が内側に落ち込むことで、足首の上に位置する膝の関節も捻じれてしまうためです。

こんな方に多い

一つ具体例を紹介しておきます!
親指側から着地してしまうのは、色々なパターンがあるので当てはまらない方も多いですが参考までに!
蹴り出しが外を向いてしまい、
着地の瞬間などに爪先が内を向く
いわゆる内股の着地をしてしまう方は小指から着地できず
衝撃を吸収することができません。

足首が問題というよりも、こういった内股になりやすい方は
股関節の機能に問題があることが多く、まっすぐ後方に蹴りだす・足をまっすぐ引き上げるためのトレーニングなどが重要です!
他にも単純に足首自体が硬い方も 足首に動きのゆとりが無い分、どうしても小指側に荷重できず衝撃吸収できないこともあります。
まずは自分の着地に注目して走ってみてください!
ランニングのための股関節のトレーニングなどもまた反響あれば記載していきますね!

まとめ

小指から着地し、足首の動きを活用することで衝撃をうまく逃がすことができる!
うまく足首の動きをだせば、足首周りの怪我を減らせるばかりか、パフォーマンスアップにもつながります。
足首の硬さはもちろんのこと、股関節の硬さが原因で内股着地などを引き起こし、小指から着地できないことも!
まずは自分の着地に集中して、自分の接地のやり方がどうかをチェックしてみてください!